2014年 11月 12日 ( 1 )

敢えて、夕食の準備を前もってしない日が時々あります。
食べる人の顔を見て、今の気持ちを聞いてから準備するのがベストな日。
言い換えれば、気遣いがtoo muchになる可能性の高い日。
どうしても、仕事の頭を切り替えるのが上手く行かない、
そんな夜、待ち構えていたように あれこれテーブルに並ぶと、
正直言って、逃げ出したくなる。

家族や大切な人からの思いやりは、
それはそれは嬉しくて温かくて有り難いものだけど、
だからこそ、その重さに耐えられない日も有るんだなあ。
誰もがそうだとは言わないけれど、
楽しいはずの団欒が、会社で夜中まで働くよりも、
苦痛…というか消耗することだってあるのさ。
それが仕事社会で生きるってことデス。
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ペコリーノ・ロマーノと黒胡椒のスパゲッティ

「ちょっと疲れちゃってさ、今夜軽くて良いや。」
バーテンダーがそう言って、シャワールームに入って行った。
嘘つけ!と私は思ったね。
イヤ、疲れているのは本当。
神経をすり減らす仕事だったのも知ってます。
てか、アタシも一緒だったしなっ。
でも、「軽くて良いや」の部分は、嘘というか一瞬の気の迷いに違いない。
案の定、シャワーから戻るなり、
「う〜んとサ、さっきはちょっと間違えちゃて…」
ホレ見ろ!腹が減ったんじゃねーか006.gif

と、まあこんなシチュエーションは誰にでも何らかの形で有るよね。
いま、この瞬間に決断して作って食べる、みたいな。
そういう時に栄養とか野菜たっぷりとか、
しっかり者のかーちゃん的な考えは捨てちゃう。
今夜は二人とも、身体の栄養より心の栄養が必要な夜だ。

まずはパスタのお湯を沸かす鍋を火にかけてスタート。
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生ハム
パルメザンチーズとピーカンナッツのバルサミコサラダ

生ハムとかサラミとか、
いわゆるコールドミートは必ず冷蔵庫に入っているので、
お皿に乗せて黒胡椒を振りかけてから、
生ハムを室温に戻している5分ぐらいの間に、
簡単なサラダを作って、前菜完了。

キッチンのテーブルで赤ワインのボトルを開ける頃には、
お鍋が湯気を立て始めます。
パスタの湯で加減を意識しながら、
キッチンのカフェテーブルで前菜を食べよう。
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黒豆用のホーロー鍋なので色素沈着してます(^^;;

スパゲッティを硬めに茹で上げたら、茹で汁を少し残して湯切りします。
スパゲッティを、先ずは無塩バターで和えます。
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更に黒胡椒とペコリーノ・ロマーノをたっぷり入れて軽く和えたら
出来上がり〜♪

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パスタは日本で例えるならお蕎麦みたいな気軽な食べ物
と言うお話は以前したけれど、
このスパゲッティは、まさに究極のシンプルさ!

イタリアは美味いものの宝庫だと言うのに、
「もしもイタリアに出かけて、何かの理由で一度しか食事ができないなら、
地元の人を捕まえて、美味しい店を聞き出し、
このペコリーノ・ロマーノのパスタを味わうべきだ。」
そう言い切ってしまう人も居る。
私がイタリア人だったなら、これを食べるたびに、
あーイタリア人でよかった\(^o^)/
きっとそう思うに違い無い。

材料も手順もシンプルで、
鼻歌交じりでカジュアルにササッと作れて、
一口毎に心が元気になっていくような(俺たちが)、
そんなスパゲッティです。




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