大人の秋色デザート 〜洋梨の赤ワイン煮〜

ボルドー、バーガンディ。
今年の色だね。
とても素敵な色だけど、私が広い面積で着こなしに取り入れるには、
色々とクリア出来ない問題があって、二の足を踏んでいるところ。
つまりは えんじ色だからね。私の肌や髪の色と並べると、
なんか違う方向に行ってしまう気がして。。。

なので取り敢えず、この麗しい色のイメージを壊さないよう、
デザートで楽しむことにしようかな。
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洋梨は大好きで思い出深い果物です。

子供の頃の果物には今よりずっと季節感があって、洋梨などは特に、
秋口のほんの僅かな間しか目にすることも出来なかったな。
洋梨は足が早い果物だから、その短いシーズン中でさえ、
八百屋さんの店先に並ばない日もあったりしてね。
そんな洋梨を父が大好きだった(今もだけど)。
近所に八百屋さんが有って、学校の帰りに前を通って洋梨を見つけると、
大急ぎで父に報告した。洋梨有るよー!て、なぜか得意げに。
その日の夕方、父が大事そうに紙袋を抱えて帰ってくれば、
今夜のデザートは洋梨だということの証。
子供は天才だ。
あらゆることを楽しみにして、有頂天になることが出来る。

大人になっても楽しみは多い方が良いね。
小さなことでも大袈裟に楽しむことが出来るのは優れた才能だと思う。
シラけているより滑稽でいる方が楽しい^_^

今日作るのは、洋梨を赤ワインで煮込んだコンポート。
秋になると必ず作るデザートで、皆んな大好き。
簡単な割りに見栄えがするので、おもてなしに大活躍です。
じゃ、作るね。
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洋梨は完熟で今日が食べ頃!の半歩手前の状態が理想的。
縦半分に切って、芯から種の部分を写真のように取り除いて、
皮を剥きます。
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洋梨を重ねたく無いので、フライパンを使います。
写真のように芯を上向きにして重ねずに並べ、
砂糖をふりかけます。特に種部分の窪みにしっかり入れ込みます。
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そこに軽め甘めの赤ワインを洋梨の高さまで注ぎ、
シナモンスティックを一本加えます。
むしろ上等なワインは避けた方が無難。
フルーツと合わせる場合、熟成された芳醇な味わいは、
煮込んでしまうと強い渋みになってしまいます。
あくまでも軽やかでフルーティで若いワインを使います。
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ワックスペーパーで落し蓋を作って、
しっかり被せて40分ほどコトコト煮ます。
この香りが家中に広がると、
ホリデーシーズンの序曲が聴こえるようでウキウキします♪
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そうすると、こうなる。
洋梨の上を向いている方には色が完全に入っていないけれど、
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こちら側はこんな綺麗な赤ワイン色。
今度はこの向きに容器に並べて、
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煮汁を注ぎ込み、
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シナモンスティックも一緒に入れて、
落し蓋をしっかり密着させてから蓋をして、
最低でも半日は冷蔵庫で寝かせます。
4〜5日は余裕で持ちます。
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半日後。
ホレ、綺麗に色付いたでしょ。

デザートの盛り付けはラブリーなのが良いな。
私のプレゼンテーションはこんな感じ。
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薄くスライスすると内側はほんのりピンク色。
一人に洋梨一つ分をサーブする場合の盛り付けです。
色のコントラストが見えるように、
少し広げ気味に寝かせながら、中心をお皿の中心と合わせます。
このデザートに欠かせないのがアイスクリーム。
濃厚なチョコレートアイスクリームがベストマッチ。
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こんな風にお皿の中心と合わせてアイスクリームを乗せ、
ミントの葉を飾って出来上がりです。
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私は このデザートを作ったら、必ずこのお皿を使います。
鉄釉の鈍く光る枯れた朱が深いボルドーによく似合う。
元々このお皿は、この一品の為に作りました。
料理は器次第。特に私みたいな未熟な料理人兼未熟な陶芸家は
器に助けられること、料理に教えられることが多々あるのです。
料理が器を教えてくれるし器が料理を教えてくれる。
料理と陶芸が有るから私が居るんだ、ネ。

洋梨と赤ワインとチョコレート。
秋を楽しむ大人の為の一皿でした053.gif



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