娼婦のパスタ

料理の名前にはロマンを感じるものが結構ある。
どんな思いで、人々が料理をそう呼ぶようになったのか。
ひとたび考え始めると、時間が瞬く間に過ぎて行く。

娼婦って聞いて、人はどんな事を心に思い浮かべるんだろう?
私は心にいろんな思いが去来する。
娼婦の友達との出会いは今のところないけど、
昔、ストリッパーの友達が2人いたよ。
二人とも涙もろくて、面倒見が良くて、強い女性だったな。
私は2人が大好きだった。

人には皆、色々な事情がある。
わたくしも、馴染みのないものを無条件に否定したり見下すような、
情けないオバハンにはなるまいと精進精進の毎日。
もしもあなたが(誰れ?)、仕事でも家事でも勉強でも趣味でも、
一生懸命頑張っているにもかかわらず、
他人から理不尽な批判をされることが有ったら、
「じゃあ あんた、アタシと同じことが出来るのかい?」
サラッと言ってやりましょう。
とても格好いいです053.gif
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<http://nl.m.wikipedia.org/wiki/Le_déjeuner_sur_l'herbe>

ヨーロッパの印象派。
オペラや絵画などの芸術作品の題材として、
娼婦は度々登場するもんね。
アーティストは人の心の奥の奥にある真実を、
様々なメディアを使って描き出したいもんだ。
真のドラマは、ありきたりの日常の中の、
ありきたりの人々の心の中にあるっていうのに、私も同感。

今日の娼婦のパスタ、プッタネスカも、
イタリアのありきたりの日常の一風景から生まれたんだろうな。
プッタネスカの名前の由来は諸説有るので、
その中で一番気に入ったストーリーを採用するのがよろしいでしょう。
ともあれ、男、女、パスタ。
それを組み合わせて素晴らしい一皿の名作に出来るのは、
イタリア人だけだ。

じゃ、作るね。
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今日の材料はサーディンのトマト煮缶、オリーブ、
ニンニク、アラビアータソース。
サーディンは普通のオイルサーディンに、
アラビアータソースはマリナラソースに代替え可です。
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パスタを茹で始めたタイミングで、
刻んだニンニクと赤唐辛子、オリーブオイルを、
冷たいフライパンに入れてしばらく放置。
本当はスイートバジルを使うのですが、
私はタイバジルを使います。
オリーブは種を外して刻んでおきます。
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フライパンを弱火で加熱し、ニンニクが少し色づいたところに、
トマトソースとサーディンを缶汁ごとあけて、少し煮詰めます。
サーディンはほぐしません。
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茹で上がったパスタをフライパンに投入。
大きく混ぜているうちにサーディンが少しほぐれて来ます。
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こんな感じ。
サーディンをフレーク状にしないのがコツです。
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ここに、オリーブ、バジルを乗せてひと混ぜ。
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仕上げにオレの隠し味、ナンプラーを少々。
ナンプラーは魚醤でしょ?
魚の発酵臭がサーディンに合う合う!
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娼婦のパスタ 「プッタネスカ」

いつだったか、イタリア在住の女性の本に、
パスタは日本で例えるなら、訪ねて来た友達に、
「ちょうどお昼時だから、軽くお蕎麦でも食べていかない?」
と言うように、気軽に作って振る舞う料理だと書かれていました。
その辺りに有るもので、ささっと美味しいものを作って、
にっこり勧められる女性は素敵だよね。






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by somsom025 | 2014-09-06 09:32 |